ご挨拶
平素より、社会福祉法人愛成会の運営にあたり、皆さまより温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
私儀、令和7年6月20日付にて、前理事長・仲野栄の後任として理事長を拝命いたしました。重責に身の引き締まる思いとともに、その責任の重さを厳粛に受け止めております。
つきましては、就任にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
社会福祉法人愛成会は、戦後間もない1945年、戦災を受けた方々や戦地から引き揚げてこられた方々の生活と働く場を支える授産事業所として、その歩みを始めました。1958年には社会福祉法人格を取得し、知的障害のある方々への支援に取り組みながら、長きにわたり地域の福祉に真摯に向き合ってまいりました。
法人名「愛成会」は、「これらのいっさいのものの上に愛を加えなさい。愛はすべてを完全に結ぶ帯である」という聖書の言葉に由来しています。どのような時代や状況にあっても、私たちは“愛”を心の中心に据え、人と人との関係を丁寧に結び、支え合いながら歩んでいくことを大切にしてきました。
そして、私たちの法人理念は、「人はみんな、自分の人生の主人公」です。
ご利用者の方も、ご家族の方も、職員も、地域に暮らすすべての方々も、それぞれがその人自身の人生における、たった一人の「主人公」です。この理念に基づき、私たちは一人ひとりの声に耳を傾け、その思いを受けとめ、個性や可能性を尊重しながら、日々支援を積み重ねています。
その人がその人らしく暮らし、誇りをもって働き、誰もがかけがえのない存在として地域で多様な人々が共に生きる豊かな社会を築くこと。それこそが、私たち愛成会の使命です。
これからも、創立の精神と理念を大切にしながら、時代の変化に柔軟に対応し、地域に信頼され、愛される法人であり続けられるよう、歩みを進めてまいります。また、先人たちが築いてこられた確かな土台と運営基盤を活かし、その安定性をさらに高めつつ、より質の高いサービスの提供に向けて、職員一丸となって取り組んでまいります。
引き続き、皆さまからの変わらぬご愛顧とご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和 7 年 6 月 30 日
理 事 長 小林 瑞恵